はなぐさり　(ジャパニーズスタイル)

　はなぐさりの手法は歴史的な日本のmailパターンです。
　このパターンは、ヨーロピアンより強度がないため、武器や機甲部隊技術にはあまり使われることはなかった。
　一般に、衣類（Mail Shirts）には使われず、パッドを入れた板金の上や、スティールプレートとつなぐために使われていた。
　 はなぐさりのベースは6つの正三角形。これをベースにして、ひし形や六角形などの多角形をつくることができます。
　はなぐさりは複雑な3D状の多面体を作るベースとして有用です。　はなぐさりはフレックスではないので、多角形と多面体を賢く利用して、複雑なパターンに仕上げます。
　このパターンでは、使用するリンクが水平/垂直に行き来している点に留意することが大切。正面から見て垂直になっているリンクは楕円形。このパターンを作るには、以下示す金色のリンクは楕円形のものを使用します。
　また、正面から見て垂直なリンクは隣り合う２つの水平方向のリンクと、そして水平なリンクは６つ垂直方向のリンクと繋がっている。
　以下、六角形の作り方を説明します。また、例として三角形の完成図を最後に掲載します。

Step 1

・次の段のベースを作ります。Step 1で作ったチェーンを下図のように折り返します。
・新たに作った段の垂直向きのリンクが、最初の段で正面から見て水平方向のリンクの上にくるようにします。
･ねじれないように、下図のように水平方向のリンクをまっすぐにキープしながら、垂直方向のリンクの方向もきちんと整えます。

Step 3
Step 2で
作った段に
リンクを加える

Step 8
?次の段の
ベースを作る

・次の段のベースを作ります。Step 9の最後にリンクを加えた部分でチェーンを折り返します。
・ここではパターンを内向きに狭めていくので、垂直方向のリンクが内向きになっていることを確認して作業をします。

*パターンを内向きに広げるか、外向きに狭めるのかは、出来上りの形によって異なります。

・下図にしたがって、オープンリンクを加えていきます(x 7個)。
・オープンリンクは１つ加えるたびに、閉じます。
・段の終わりに行ったら、また折り返して、次の段を作ります。

・下図にしたがって、オープンリンクを加えていきます(x 5個)。
・オープンリンクは１つ加えるたびに、閉じます。
・はなぐさりの完成です。

*続けたい場合にはStep 1のようなリンクを加え、各段が終わるごとにチェーンを折り返すステップを繰り返し、作業を進めることが出来ます。