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いろいろなワイヤートリートメントについて

焼入れ
quenching
一旦、加熱、保持したものを急冷するもの。常温の水や60℃~80℃の油で冷やすことが多い。刃や刃物の焼入れは、硬度、耐摩耗性を得ることができるが、反面もろくなったり、残留応力が生じ、条件によっては焼割れ、焼曲がりが発生する。
焼なまし
annealing
「焼鈍(ショウドン)」ともいう。
再結晶温度に加熱、保持の後、普通炉冷によりゆっくり冷ます。残留応力の除去、材料の軟化、切削性の向上、冷間加工性の改善、結晶組織の調整などを目的とする。また鋼種、目的により加熱温度と徐冷の方法が変わってくる。
焼なまし
温度
焼きなまし温度は鋼種や目的により幅が大きいため目安にすぎないが代表例は下記の通りのようになる。
 
素材 加熱温度(℃)

純金、24K

200
21-22K ゴールド 550-600
18K ゴールド 550-600
14K ゴールド 650
ホワイトゴールド (パラジウム) 650-700
ホワイトゴールド (ニッケル) 700-750
シルバー925 600-650