Info

 ※ FAQに商品名等が記載されているものでも、お取り扱いのないものがございます。
   特別手配が可能な場合もございますので、別途お問い合わせ下さい。


Q1: どの位まで大きなものが作れますか?(各焼成方法ごと)


●ガスコンロ焼成
・焼成可能作品最大サイズ 縦50mm、横30mm、高さ20mmまで
●ガスバーナー(プリンスGT-3000S)
・焼成可能最大サイズ 直径40mm以内(粘土25g以下使用)
●アートボックス 5エもん
・焼成可能最大サイズ 直径40mm×高さ20mm以内(粘土30g以下使用)
●アートボックス No.1  
・焼成可能作品最大サイズ 直径70mm×高さ20mm以内
● 家庭用小型電気炉スーパープチ(デジタル自動温調計付) 
・外形寸法/幅185×高さ225×奥行210mm
・炉内寸法/幅85×高さ60×奥行120mm
・炉内に入るサイズの作品の焼成が可能です。
・4面ヒーター式、最高温度999℃
● アートクレイシルバー専用電気炉スーパーミニ 
・外形寸法/幅170×高さ190×奥行195mm
・炉内寸法/幅70×高さ50×奥行100mm
・炉内に入るサイズの作品の焼成が可能です。
・4面ヒーター式、最高温度800℃

Q2: 焼成中にリングが歪まないようにするにはどうしたら良いですか?
焼成による変形は作品の形状やボリューム、または焼成方法によって起こる可能性があります。リングのトップにボリュームがある作品の場合は、焼成によりボリュームのある部分がリングの腕部分を引っ張り変形しやすくなります(上下に伸びた楕円になります)。このような現象を完全に防ぐことは難しいので、比較的、変形が起きにくい状態で焼成することが望ましいです。電気炉やアートボックスで焼成するのであれば、カオウールブランケットをリングの円内側に軽くつめて焼成します。そうすることによって特定の方向にだけ歪むということが少なくなります。ガスコンロやバーナーで焼成する場合は、カオウールブランケットが使用できないため多少の歪みが出る可能性がありますが、焼成後、芯金棒にリングを通しプラスチックハンマー等で軽くたたくと歪みが解消され、真円に近づけられます。
リングに限らず立体的な作品を焼成する場合には、作品をカオウールブランケットで支え、焼成中の自重による熱変形を防ぐようにします。

Q3: アートクレイゴールド/K22は、ガスコンロ/アートボックス/ガスバーナーなどで焼成できますか?
アートクレイゴールド/K22の焼成は990℃/60分保持で行い、安定した温度条件が必要となりますので、アートクレイ用に温度調節された電気炉(電気炉スーパープチなど)を使用します。「ガスコンロ」・「アートボックス」及び「ガスバーナー」での焼成はあくまでも簡易的な焼成方法ですので、アートクレイゴールド/K22の造形法に適用できる焼成方法ではありません。

Q4: 中子材(自在コルク粘土)はガスコンロでも焼成できますか?
中子材を使用された作品の焼成には、電気炉を使用します。ガスコンロ焼成は、あくまでも簡易的な焼成方法ですので中子材を利用した作品に適用できる焼成方法でない事をご了承下さい。

Q5: アートクレイシルバーは焼成することによりどのくらい収縮しますか?
アートクレイシルバー650の収縮は、長さで8~9%です。どの温度域でも安定した小収縮率を実現しています。

Q6: 金具(SV925)はガスコンロ焼成可能ですか?
SV925はアートクレイシルバー650と組み合わせますが、その作品の焼成には電気炉(650℃・30分焼成)を使用します。ガスコンロでの焼成は、あくまでも簡易的な焼成方法ですのでSV925とアートクレイシルバー650との組み合わせ作品に適用できる焼成方法でない事をご了承下さい。またSV925金具(丸カン・Cカン・バチカン・ワイヤーピアス等)は作品を焼成・仕上げ後に取りつけます。

Q7: ガスコンロ焼成する際、同時焼成できる金具、石枠はSV1000、SV980ですか?
SV1000・SV980金具と組み合わせた作品は、ガスコンロ焼成可能です。ただSV980金具と組み合わせた作品を焼成することによりSV980表面に黒っぽい酸化膜が生じることがあります。耐水ペーパー、スポンジ研磨材などで酸化膜を除去しシルバーポリッシュ等で鏡面を出すことで再び銀肌が得られます。

Q8: アートクレイシルバーの焼き上がりが白いのはなぜですか?
純銀の微粉末同士が融着し、光の乱反射で表面が白く見えます。白く見えますが、純銀そのものです。

Q9: 「アートクレイシルバー650」シリーズは「アートボックスNo.1」、「アートボックス・ミニ5エもん」で焼成可能ですか?
どちらでも焼成可能です。より確実に焼成できる「昇温チェッカー」も利用することができます。さらに手軽にガスコンロで焼成できる「ガスコンロ焼成用ステンレス網」もございます。

Q10: 中子材(コルク粘土)を使用したアートクレイシルバー650の作品の焼成時間と温度は通常(650℃30分)通りで良いのでしょうか?
中子材と650シリーズを組み合わせた場合の焼成条件は650℃30分保持で可能です。
650℃の温度があれば中子材は十分燃焼されます。ただし炭をすべて燃やしきるには比較的低温ですので炭が残りやすくなります。作品に透き間が多いデザインであれば楊枝などでかき出しても良いのですが作品に透き間が少ないものの場合は炭が残りますので780~800℃5分保持で焼成を行ってください。この条件でも残り炭があるようでしたら様子をみて少し長めに(800℃10分保持など)焼成してください。

Q11: ガスコンロ焼成用ステンレス網を使用する時に作品にかぶせる「焼成カバー」は何のためにかぶせるのですか?

「焼成カバー」はガスコンロで焼成できる作品の大きさの目安となっていると同時に乾燥不足の作品が、急に加熱されて変形、破裂したときの飛散防止の役割を果たします。ガスコンロでの焼成の際には、必ず作品にかぶせて焼成してください。 x

Q12: ガスコンロやガスバーナーで焼成する場合、何分ぐらい焼成すれば良いのですか?
●ガスコンロでの焼成の場合は、網の目の粗さが火力調節のポイントとなりますので、専用の焼成網をお使いください。焼成時間は強火で5分間以上です。

●ガスバーナー焼成の場合は、作品がほのかに赤くなっている状態を1分から2分30秒程度保ってください。アートクレイシルバーの量が多いと時間は長くかかります。また、火の当て具合を調整し、作品を溶かさないようご注意ください。

どちらの焼成方法の場合でも、アートクレイが焼く前よりも10%程度縮んでいれば焼成完了です。縮みが十分でない場合は縮むまで同じ焼成を繰り返してください。

なお、アートクレイシルバーのガスコンロ焼成に最適な「ガスコンロ焼成用ステンレス網(補助網付)180×180mm」、ガスバーナー焼成に必要な道具がワンセットになった「ガスバーナー焼成キット」を取り扱っております。いずれも焼成方法の説明書が付属しておりますのでぜひご利用下さい。

Q13: スロードライタイプは「ガスコンロ」、「アートボックス」、「ガスバーナー」で焼成できますか?
スロードライタイプは、「ガスコンロ」、「アートボックス」、「ガスバーナー」での焼成が可能ですが、焼成の際には充分に作品を乾燥させてから行うように注意して下さい。完全に乾燥しているかどうかは、ドライヤーの熱で熱くなっている作品を金属製のもの(はさみやピンセットなど)にあてることで確認することができます。完全に乾燥していない場合、水蒸気がつくので、作品をあてた部分が曇ります。

Q13: アートクレイシルバー650は低温焼成用とのことですが、昇温チェッカーを使用して「アートボックス」で焼成することはできますか?
アートクレイシルバー650シリーズは、従来のアートクレイシルバーシリーズと同じように、昇温チェッカーを使用して「アートボックス」で焼成することができます。

Q14: アートクレイシルバー650で細長いものを作りたいのですが、ガスコンロで初めに先端部分を焼成して、その後もう一方を焼成する、というやり方で変形等せず焼成できるでしょうか?
焼成する作品のサイズが「焼成カバー(タテ5cm×ヨコ3cm×高さ2cm)」内で収まる大きさでしたら問題なく焼成可能ですが焼成カバーよりも長い作品の焼成につきましては、以下の理由によりお勧めしておりません。

1. 部分的に焼成不足の箇所ができる可能性があること
2. 作品一部に焼成による変形の可能性があること
3. 乾燥不足の作品が、急加熱されて破裂したとき危険であること

ガスコンロでの焼成はあくまでも簡易的な焼成方法ですので、大きな作品などは電気炉での焼成をお勧めいたします。

Q15: アートボックスの焼成で注意点を教えてください
アートボックスでの焼成は、作品の重量によってその焼成時間が変わることがポイントになります。

アートクレイシルバーの焼成には焼結に必要な温度帯があり、この温度帯に達していなければ焼成不足になります。反対に高温になりすぎると部分的に溶ける可能性があります。焼成前には必ず取扱説明書を読み、作品に合った焼成時間で焼成を行ってください。 またアートクレイシルバーをアートボックスで焼成する場合【アートクレイ専用昇温チェッカー】を使用すると大変便利です。アートクレイ専用昇温チェッカーはアートボックスの昇温状況を確認するための焼成補助具です。

Q16: アートクレイゴールド/K22の焼成方法、必要な道具を教えて下さい。
アートクレイゴールド/K22の焼成は、990℃の温度で1時間保持することが必要なため、焼成には電気炉を使用します。焼成時の注意は作品が焼成中に変形しないようカオウールブランケットで形を支持して焼成します。

電気炉での焼成時に必要な道工具につきましては、
1.電気炉(炉内を990℃で保持することが可能な電気炉。「アートクレイ専用電気炉スーパープチ」は自動温度調節機能付きの電気炉で、炉内の温度を設定し保持することができるので、アートクレイシルバー及びアートクレイゴールド/K22の焼成に大変適しています。)
2.カオウールボード(炉内にいれても燃えることのない耐熱材でできた板です。焼成時には、この上に焼成する作品をのせて電気炉に入れます)
3.火バサミ(炉内は非常に熱くなるので、火バサミでカオウールボードの出し入れをします)
4.断熱材(電気炉から取りだしたカオウールボードは大変高温になっているので、断熱材の上に乗せて冷まします。大きめのカオウールボードや耐熱レンガなどを使用します)

Q17: 1.5ミリ厚の透かしのある作品を作りたいのですが、焼成すると、反ってしまします。反らないように焼成する方法はありませんか。
ガスコンロで焼成すると、赤い部分に作品を乗せても加熱ムラが出てしまいます。 コンロで焼成した場合は、焼成後プラスチックハンマーでたたいて修正します。 電気炉での焼成をお薦めします。カオウールボードを挟んで反らないようにします。その場合は、室温から昇温して800℃ 30分保持してください。

Q18: 電気コンロで焼成は可能でしょうか。また、電気コンロで熱を加えてしまったのですが違う方法で再度焼成しても問題はないのでしょうか?
まず焼成についてですが、電気コンロで焼成する事は出来ません。
アートクレイシルバーの焼成方法は
①電気炉焼成
②ガスコンロ焼成
③ガスバーナー焼成
④アートボックスを使用しての電子レンジ焼成
になります。以上の方法以外で焼成した場合、焼成不足や溶けてしまう可能性があります。電気コンロで熱を加えた作品を上記の方法で再焼成することに問題はありません。焼成する際には乾燥チェック、焼成後の収縮チェックを必ず行ない、焼成できてるかを確認して下さい。

Q19: 電気炉以外でゴールドタイプの焼成は出来ますか。
出来ません。ゴールドタイプの焼成温度は990℃で1時間となっています。アートボックス 5エモンやガスコンロでその温度を保持するのは難しくお勧め出来ません。

Q20: 陶芸用の窯を持っています。アートクレイを焼けますか?またガラスと組み合わせられますか?
陶芸用の窯なのでおそらく可能です。ただし温度をコントロールしたり、ガラスならば炉内で除冷する作業があります。銀の融点は960℃乃至961℃と言われていますので、アートクレイならば780℃前後で焼成し、900℃を超えないようにすることが重要です。ガラスは種類によって融点が異なるため、そのガラスに合った温度で焼き、除冷してください。いずれもあらかじめテストをすることをお勧めします。

Q21: 陶芸用の窯でアートクレイシルバー650粘土を銀彩の作品(アートクレイとは組み合わせていない)と同じ窯で焼成する場合、700℃設定の場合は何分で焼成したらよいでしょうか。
室温から立ち上げて、700℃15分保持で焼成します。その後、100℃以下になるまで除冷します。陶芸用の窯で焼成しますので、なるべく低温での焼成をおすすめします。できれば別々に焼成し、650℃30分保持で焼成して下さい。陶芸用の窯は、場所によって熱の伝わり方が違い、融点に達していなくても、溶ける可能性があるからです。焼成後は必ず焼成チェックを行って下さい。

Q22: 取扱説明書の中に焼成後600℃まで温度を下げてから取り出すとあるが、すぐに取り出すと仕上がりに影響があるのですか?
形状によります。薄く繊細な形状のもので変形しやすいものなどは急冷せずに取扱説明書どおりの徐冷の方法を行ったほうが安全です。高温で取り出すと、作品がやわらかいので変形する可能性があります。

Q23: 焼成後の急冷は大丈夫ですか?
アートクレイシルバー自体は問題ありませんが、合成石やガラスがついている作品は急激な温度変化で割れてしまうことがありますので、徐冷を行ってください。

Q24: 電気炉で800℃になってから作品を入れるのと、室温から入れるのとでは仕上がりに影響があるのですか?
完全に水分が乾燥していないと急に水蒸気になろうとするため、部分的にふくらみができたりします。また中子材を使用した作品は中子材自体の変化によって作品が変形するおそれがありますので完全乾燥できていない作品は室温から入れたほうが安全です。完全乾燥できている作品に関しては800℃になっている状態の炉に入れても問題ありません。

Q25: コンロ焼成したら銀が溶けてしまいました。原因は何でしょうか?
また、焼成したら、作品がちぎれてしまいました。原因と修正方法を教えて下さい。
コンロで焼成したところ、銀が溶けてしまったとのことですが原因としては、銀の融点に達してしまったためと考えられます。焼成網の網目の大きさが2mm以上の場合や、火力の強さによっては作品が溶けることがあります。焼成中に粘土の表面が銀色に光った場合は、すぐに火を止めて下さい。逆に火力が弱いと焼成不足になる可能性があります。焼成前に作品サイズを紙に写し取り、焼成後に作品を紙に重ねて写した大きさより約8%~10%収縮していれば焼成完了です。収縮不足の場合は、再焼成して下さい。 (※ガスコンロ焼成の際は、専用焼成網を使われるとよいでしょう。)

作品がちぎれてしまったとの事ですが、焼成中に動かした事で作品に無理な力が加わってしまったことが原因として考えられます。 焼成品の修正方法は、油性ペーストを使用します。接着したい部分に油性ペーストをたっぷり塗り、完全に乾燥をさせてから電気炉で800℃、30分保持もしくは850℃、10分保持で焼成します。

コンロで焼成中に火が作品に燃え移ったとの事ですが、これは、粘土中のバインダー成分が燃えたためです。焼成してから30秒~1分ほどするとバインダー成分が燃え炎が上がり、すぐおさまります。
※周りに燃えやすいものがないことを確認して焼成してください。

Q26: アートボックスの焼成で、溶けてしまったという例以外の注意点を教えてください。アートボックスの焼成で注意点を教えてください。
アートボックスでの焼成は、作品の重量によってその焼成時間が変わるので注意が必要です。アートクレイシルバーの焼成には、焼結に必要な温度帯があり、この温度帯に達していなければ焼成不足になります。反対に高温になりすぎると部分的に溶ける可能性があります。焼成前には必ず取扱説明書を読み、作品に見合った焼成時間で焼成を行ってください。  またアートクレイシルバーをアートボックスで焼成する場合、【アートクレイ専用昇温チェッカー】を使用すると大変便利です。アートクレイ専用昇温チェッカーはアートボックスの昇温状況を確認する焼成補助具です。

Q27: アートクレイシルバー650の焼成で時間を長くしたり、温度を高くしたりすると、収縮や強度に変化はありますか。
基本は、取り扱い説明書の焼成条件を守って使用してください。高い温度で長く焼成すると、若干収縮が進みますが、基本的に10%程度までですので、ほとんど変わらないと考えてよいです。強度も高温、長時間のほうが若干高くなりますが目に見える変化はないと考えてください。

Q28: 純銀以外の銀のパーツをつけて焼成できますか?
純銀以外のSV925、SV950を一定時間以上高温の中に入れると、そのもの自体がもろくなります。また酸化膜で黒く変色します。この場合は「アートクレイシルバー650」を使用し、低温での焼成をおすすめします。

Q29: 金箔の焼き付けを行なっているのですが、破れた部分を隠す為に金箔を二度焼きしました。すると金箔が黒く変色したのですがどうしてですか。(金箔の二度焼きをした際に大和のりで仮付けをした)
仮付けに大和のりを使用し焼成時間が短いと、のりが燃えて黒く残ってしまいます。そのまま金箔を貼りつけてしまうと黒く残ったのりまでヘラで押さえつける事になってしまい、綺麗に仕上げるのが難しくなります。その場合は温度を820℃程度に設定し2~3分ほど焼成を行なって下さい。そうすればのりの跡は綺麗に焼きとびます。

Q30: ブローチ金具を焼成したら黒く変色してしまいました。どうしてでしょうか?
ブローチ金具の針、もしくはキャッチの部分は銀ではなく真鍮にメッキをかけたものです。その為焼成を行なうとメッキが剥げ黒く変色してしまいます。ブローチ金具を使った作品を焼成する場合は針とキャッチの部分を取り外してから焼成を行なって下さい。

Q31: 純銀丸線(0.8㎜)をガスコンロにて同時焼成したのですが、大変やわらかくなり折れてしまいました。考えられる原因は何でしょう。また純銀丸線は焼成に向かず、あくまで焼成後につける方が良いのでしょうか?
純銀丸線が折れてしまった原因は、磨きしめ不足が考えられます。 純銀丸線はガスコンロにて同時焼成可能ですが焼成(焼きなます)することにより、やわらかくなりますので、磨きヘラなどで磨きしめることが必要になります。磨くことで強度が得られます。

Q32: バーナーでも焼成できますか?
シンプルな形状で小さな作品(直径4cm以内)であれば焼成できます。作品とバーナーとの距離や焼成時間など、ガスバーナーでの焼成方法が記された資料の入っている“アートクレイシルバーガスバーナー焼成キット”という商品がございますので、こちらのご利用をおすすめします。

Q33: 天然ダイヤを入れたまま、焼きたいのですが可能ですか?
天然石は合成石と違い、焼成しますと変色や割れが生じてしまいます。したがって天然ダイヤをアートクレイに入れての焼成はお勧めいたしておりません。同時焼成には合成石を使用いたします。天然石を焼かずに石留めする方法をご紹介いたします。
● 純銀リボン線で石枠を作り、焼成後にその純銀リボン線で天然石に留める方法
こちらの方法は、高度な技術を必要としますので慣れていない方には難しいと考えます。
純銀リボン線による石留めの方法は、「アートクレイシルバーで作る純銀製のアクセサリー2」P18~P21にてご紹介しております。
●「アートクレイ専用オリジナル石枠」で天然石を留める方法
アートクレイに埋めて焼成できるタイプの石枠「アートクレイ専用オリジナル石枠」を使用しますと、焼成後に石を留めるので天然石の使用が可能になります。「アートクレイ専用オリジナル石枠」のとりつけ方は「アートクレイシルバーで作る純銀製のアクセサリー基礎ブック」P58にてご紹介しております。
「アートクレイ専用オリジナル石枠」は石のカット・サイズ別に20種類ございます。アートクレイシルバー販売店にて取り扱っておりますが、店舗によっては一部取り扱っていない商品もございますので、もしよろしければ当社の通信販売をご利用ください。

Q34: 合成石はすべてアートクレイシルバーと組み合わせて焼成できますか。
合成石は天然石と違って内包物を含まないため、ほとんどの場合焼成することができます。 しかし、中にはアートクレイの焼成温度に耐えられないものがあり、ヒビが入る、変色するといった可能性があります。 弊社で取扱いのある合成石につきましては、焼成用ではございませんので、予め焼成テストをされるようお勧めいたします。

Q35: ダイヤやサファイヤ等の天然石は焼成出来るのですか。
焼成する事は出来ません。天然石の中にはインクルージュン(不純物)が含まれていることが多く、焼成することで割れてしまったり変色したりすることがあります。天然石を使用する場合はA.C専用の石留め枠を使用するか、純銀リボン線を使用して石留めを行なって下さい。

Q36: 天然石の虎目石は同時焼成出来ますか。
天然石は同時焼成することが出来ません。天然石をアートクレイと同時焼成してしまうと、割れてしまっリ変色してしまう恐れがあります。どうしても同時に焼成したい場合はまず石のみで焼成を行ない割れや変色が無いかを確認して下さい。

Q37: 電気炉を購入し、初めて作品を焼成したら炉内で炎と煙が立ち上がりました。作品はカオウールボードにのせています。どうしてでしょうか?
電気炉とカオウールボードから煙が出たと考えられます。電気炉もカオウールボード(ブランケット)も使い始めは空焼きをする必要があります。空焼きをすることで不純物などを取り除けますので、空焼きをした後は炎や煙も上がりません。空焼きの方法は各取り扱い説明書に従って行ってください。

Q38: 「アートクレイシルバースターターセット」を購入したのですが、適切な昇温、保持、降温時間および保持温度を教えて下さい。
アートクレイシルバー650シリーズについては銀粉体の細かなものを採用しておりますので、熱伝導が良く、高温での焼成(900度以上)では部分的に溶ける可能性があります。より安全に、美しく、そして650シリーズの特長を生かしていただくためにも、焼成は650℃30分保持をお勧めいたします。
(焼成方法)
650℃の電気炉に直接作品を入れます→650℃30分保持します→降温せず作品を取り出します、または電気炉の電源をOFFにし、そのまま自然徐冷を行います。
●昇温に関してですが、完全乾燥できている作品にでしたら650℃になっている状態の電気炉に直接入れていただいても問題ありません。電気炉が650℃になってから作品を入れる場合と、室温から入れる場合との仕上がりに違いはございません。作品が完全に乾燥しているかどうかは、ドライヤーの熱で熱くなっている作品を金属製のもの(はさみやピンセットなど)にあてることで調べることができます。完全に乾燥していないと水蒸気が付くので、作品をあてた部分が曇ります。金属のものに水蒸気が付かなくなるまでしっかりと乾燥させて下さい。

Q39: 樹脂は電気炉で焼き飛ばすことが可能でしょうか?
樹脂は、燃やすと有害なガス・煙がでることと、焼成時に炎が上がり急激に温度が昇温しますので、作品形状によっては破損する可能性があります。また、燃えきらなかった樹脂が作品表面に焼き付く可能性もあります。
以上の理由で樹脂を電気炉で焼き飛ばすことはおすすめしておりません。

樹脂を取り除く場合は、カッター等の薄い刃を基盤と樹脂の間に少し差し込みます。テコの原理で刃を基盤より下に押し下げると基盤UV樹脂の間に空気が入り、簡単に外すことができます。
また、前述のように基盤と樹脂の間にカッターの刃などが、差し込みづらい形状の基盤でしたら、樹脂の一部にリューター等で穴を開け、その穴に硬いペンの先等を入れテコの原理で押し下げ、外す方法もあります。

Q40: 中空作品の中にガラスを閉じ込めたものが作りたいです。ガラスをコルク粘土で包み、その周りをシリンジで巻いて焼成するのは可能ですか?
使用するガラスの融点にもよりますが、可能です。弊社の商品はガラスの融点が800℃前後ですので、アートクレイと組み合わせて焼く時はガラスに影響が出にくい650℃ 30分焼成を行ってください。ただし、ガラスをコルク粘土で閉じ込めているのでガラスの表面がきれいに焼きあがるかどうか、あらかじめコルク粘土にガラスを包んだものでテストしてから作品を作ることをお薦めします。

Q41: 5エもんで七宝を作ることは出来ますか?
できますが、アートボックスNo.1をおすすめします。

Q42: アートクレイで七宝をやっているのですが、七宝釉薬の発色がよくありません。どうすれば綺麗に色がでますか。
アートクレイの作品は鏡面にしてから七宝釉薬をのせてください。また凹の部分で鏡面にできない場合、磨きヘラの先端で細かい格子状に引っかいてください。表面を硬くすることで、七宝釉薬の発色が良くなります。その他に表面に銀箔を貼ってから七宝をのせる方法もあります。

Q43: 手持ちの白磁に絵付けをしたものを焼きたいのですが、スーパープチで可能ですか。
白磁を焼くことは可能です。その場合の注意点として、室温から作品を入れ、焼いた後はまた室温まで除冷してから取り出してください。焼成温度や時間は、使用する白磁や絵付け絵の具のメーカーにお尋ねください。またあらかじめ惜しくない破片などを使い、テスト焼成することをお薦め致します。

Q44: プレモは130度設定の電気炉焼成できますか?
電気炉(スーパープチ)は低い温度設定が的確ではありません。低温度で一定に保つことができないので、130度でプレモを焼成することができません。プレモの焼成には電子レンジオーブンを使うことをおすすめします。
また、電子レンジの種類によってもプレモの焼け具合が多少違ってきますので作品を焼成する前に120℃から130℃でテストすると良いでしょう。予め、余熱したところにプレモを入れて焼成して下さい。

Q45: Tピン・9ピンは同時焼成出来ますか。また粘土に差し込んで焼成しても抜けませんか。
Tピン・9ピンはSV925素材なので同時焼成は可能です。粘土に差し込んで焼成を行なう際は差し込む先端を90度に曲げて差し込むと焼成後抜けなくなります。

Q46: 本を見ながらはじめてつくります。ガスコンロ焼成しようと思うのですが、焼成網はどのような素材のものを使用すればいいですか?
ガスコンロで焼成する網はステンレス素材のものをお使いください。その際は取扱説明書等をよく読み、手順を把握してから火傷等に注意して作業なさってください。なお、弊社でアートクレイシルバー専用ガスコンロ焼成用の網を取り扱っております。特徴は、銀の融点(960℃もしくは961℃)を考慮した2ミリ間隔の網目であること、補助網が付いていることなどです。ぜひご利用ください。

Q47: アートボックス・ミニ「5エもん」及びアートボックスNo.1を使用して電子レンジに入れて完成するまでの時間はどのくらいでしょう?
アートボックス・ミニ「5エもん」とアートボックスNo.1のご使用方法は同様ですが作品の重量によってその昇温時間や焼成時間が変わるので注意が必要です。
アートクレイシルバーの焼成には、焼結に必要な温度帯があり、この温度帯に達していなければ焼成不足になります。
反対に高温になりすぎると部分的に溶ける可能性があります。焼成前には必ず取扱説明書を読み、作品に見合った焼成時間で焼成を行ってください。

またアートクレイシルバーをアートボックスで焼成される場合、【アートクレイ専用昇温チェッカー】を使用すると大変便利です。アートクレイ専用昇温チェッカーはアートボックスの昇温状況を確認する焼成補助具です。

以下にアートクレイシルバーをアートボックス・ミニ「5エもん」及びアートボックスNo.1を使用して焼成する手順・目安時間を紹介させていただきます。
※この時間はアートボックスの使用状況、電子レンジの性能等により異なります。
1 作品の大きさを紙に写します。 焼成後に充分焼成できているかを確認するために完全に乾燥させた作品の大きさを焼成前に紙に写します。(アートクレイシルバーは焼成により長さで8~10%収縮します。)
2 アートボックスに作品をセットします。 アートボックスはご使用前に必ず3~4分空焼きをしてください。空焼き後は本体が常温に戻ってからご使用ください。
3 アートボックスを電子レンジに入れて昇温させます。 アートボックス上部フタの穴がオレンジ色になっているか確認します。オレンジ色になった状態で昇温完了です。
※昇温状況を確認できる【アートクレイ専用昇温チェッカー】を使用すると大変便利です。
(昇温時間の目安)
●アートボックス・ミニ「5エもん」→約3分
●アートボックスNo.1→約8分
4 焼成します。 昇温確認後、タイマーを素早く再セットして作品を焼成します。
※作品に使用した粘土量、及び形状により焼成時間が異なります。
(焼成時間の目安)
●アートボックス・ミニ「5エもん」での焼成
  ・~約3g/1分~1分30秒
  ・約3~10g/1分30秒~2分
  ・約10~30g/1分30秒~2分30秒
  ・ 細長い物・肉薄の物/1分~1分30秒
●アートボックスNo.1での焼成
  ・~約3g/2分~3分
  ・約3~30g/3分~4分
  ・ 細長い物・肉薄の物/2分~3分
5アートボックスを取り出して徐冷します。 軍手等を着用しアートボックスを断熱材の上などに取り出し、フタを取らずに20~30分ほど冷まします。(熱いうちはフタを取らないでください。)
6完全に冷めてから作品の大きさを確認します。 焼成前よりも8~10%程度収縮していれば、焼成完了です。もしこの収縮がみられなかった場合は焼成不足ですので、充分収縮がみられるまで2~5の手順で再焼成します。
7研磨作業など仕上げをします。

Q48: 「直棒ピアス金具」は焼成可能ですか?
「直棒ピアス金具(SV925)」はアートクレイシルバー650との同時焼成可能ですが、その作品の焼成には電気炉(650℃・30分)を使用します。ガスコンロでの焼成は、あくまでも簡易的な焼成方法ですので、「直棒ピアス金具(SV925)」とアートクレイシルバー650との組み合わせ作品に適用できる焼成方法でない事をご了承下さい。また、電気炉(650℃・30分)焼成でも酸化膜はできますので直棒ピアス金具全体がグレーに変色します。ステンレスブラシなどで磨いて銀の肌を出してください。

Q49: 電気炉が4面ヒーターと書いてありますが、4面とはどこに付いているのですか?
ヒータは上下左右についています。

Q50: 電気炉内の温度差はどのくらいありますか。(スーパープチ・ファーネスプロ)
城田電気炉材で調べてもらったところ、スーパープチの場合、温度計の位置より扉から内側へ2㎝ほどの位置のほうがおよそ15℃位の違いがあります。この差は、1時間程度の保持をしても解消されないとのことなので常に存在する温度差と考えられます。しかし、のぞき窓をふさいでいない状態での温度差なので、のぞき窓をふさぐと多少緩和されるかもしれないとのことです。
ファーネスプロについては城田電気炉材の実験では温度差がほとんど出ないとのことでした。

Q51: ガスバーナー(GT-3000S)の燃焼温度の範囲を教えてください。
焼成温度は何度まで上がりますか?
ガスバーナーの燃焼温度などは、以下のようになっております。
燃焼時間 約20~25分
炎温度 最高1300℃
炎調整 35㎜~10㎜
ガス量 8g(ブタンガス使用)

Q52: ロウづけ加工は可能ですか?
可能です。ただしポーラス状(顕微鏡で見るとスポンジのような状態)なので火をあてすぎると銀ロウがしみ込んでしまうので火をはなすタイミングをつかんでください。ロウ付けする部分は磨きヘラなどで鏡面にしておくと多少、しみ込みがおさえられます。