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ブロンズクレイ (BRONZclay™) とは?

基本的には、「シルバーアートクレイ」やPMCシルバーのようなもので、シルバーの代わりにブロンズ(青銅)を含んでいます。
青銅なので、とても手軽に使えます。大きな塊に彫刻して銅像のようにしたり大きい彫刻を施して、専門的なツールを作るのに使用したり、ろくろを使用し、器を作ることもできます。
アーティストたちは、ブロンズクレイで様々な、大きなデザインをも実現することができます。 つまんだり、伸ばしたり、彫刻したりなどの加工ができ、乾燥した状態になっても、まだとてもフレキシブルで、簡単に彫ることができるので、窯に入れる前の仕上げができ、大変理想的です。
 窯で焼くと、結合剤が蒸発します。すると、硬く、純なブロンズが残るので、従来からの宝石用ツールと技術を駆使し、切ったり、形成したり、穴あけしたり、ヤスリ磨きしたり、緑青加工したり、半田付けしたりができます。 宝石メーカー、アーティストと彫刻家に新たな可能性をもたらしてくれる、粘土です。

冶金学術

紀元前3500年まで遡ることができます。青銅は鉄よりも強度、耐久性に優れており、高値で売れました。 日々、ブロンズ製の人工遺物が掘り出されてますが、それらはいまだ優れた状態、色彩鮮やかで、歴史に満ち、技術と芸術の素晴らしい組合せを示しています。
BRONZclay™ の構成は、11%のスズ、89%の銅、水と非中毒性の結合剤で形成されています。 結合剤は窯で焼かれている間に完全に気化し、鋳造されたブロンズの90%密度の、固体のブロンズが出来上がります。

コマーシャル (商業用) ブロンズ vs ブロンズクレイ

ブロンズクレイは、密度がやや低めですが、本当の青銅であり、スズと銅で形成されています。 ブロンズと称して実は中身は真鍮というようなコマーシャル的に売られている商品とは異なります。

BRONZclay™ を使用する際のポイント

  1. 使用しないときは、乾かないよう、ラップなどでくるみ、更にプラスティックバッグなどに入れ、密閉して保存しましょう。
  2. 使用するまでは冷蔵庫で保管します。 使っている合間にも小まめに冷蔵庫に入れます。
  3. 作業前に手と道具にオリーブオイルを塗りましょう。手に余分にクレイが入り込んでしまうのを防いでくれます。 BRONZclay™ はすぐに乾いてしまいます。 乾き始めると硬くなり、ひび割れてきます。
  4. 作業中も、スプレーボトルやはけを使い、定期的に水分を補給してください。 作業してない粘土はラップにくるみ、横によけておきます。 水分を吸収するような道具は使用しないで下さい。 空気へ長くさらしすぎると、BRONZclay™の表面は黒くなります。 影響なく使用できるようになるまで、この黒い層はそぎ取ってください。